永遠のいつか....

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いつかまた猫を飼いたい...そんな風に思っていたら、年末に前にペットシッターをして下さっていた方から連絡があり、鹿児島在住のご友人が猫の赤ちゃんを保護して、里親を探しているとのこと。
3匹の小さな小さな猫の写真を見た時に、是非我が家に!と即答しました。
この猫ちゃんはその3匹のうちの1匹モアナ。
こんなに早く実現するいつかもある一方でいつか....と思っていてとうとうそれが夢に終わってしまうことも。

大好きだった従兄が67歳で逝ってしまいました。
海のそばに住んでいた従兄の家を毎年夏に訪れていました。
正輝、だからみんな「まあちゃん」と呼んでいました。本当に優しくて真っ黒に日焼けして笑顔がとっても素敵な従兄のまあちゃん。
毎日毎日、従兄と兄と私と母で堤防に沿った海水浴場までの道を炎天下の中、みんな水着一枚で歩いて行った。途中で食べるバニラアイスをオレンジ味の氷でコーティングしたアイスを食べるのがとても楽しみだった。
日がな一日海で一緒に遊んだ。かなずちの母は傘の下でずっと海で遊ぶ私たちを見守っていてくれた。
たぶん人生で一番楽しかった思い出。
そんな従兄は20代の時に事故で車椅子の生活に....。
小学校を卒業してからは訪れることがなかったけれいつも心の片隅にどうしているか思っていました。
いつか会いに行きたいと...。おととし母の思い付きで何十年ぶりかにまあちゃんに会いに行きました。
本当に嬉しかった。まあちゃんもとても喜んでくれた。
「沢山遊んでくれてありがとう。私の一番楽しい大切な思い出。」と私。嬉しそうに微笑んでくれた。
ずっとずっとまあちゃんに伝えたかったこと。
優しい笑顔はそのままだった。抱きしめたかったけど、そういう習慣がないからその衝動をこらえるのに必死だった。
写真撮ろうかと思ったのだけど、またいつか兄も連れて車椅子のまあちゃんと、脳出血の後遺症で杖を突きながらぎこちなく歩く兄と一緒に思い出話をしながら堤防沿いの道を海まで歩いて行きたいな...って。
写真はその時にと。一昨年のまあちゃんはとっても元気そうだったのに。
あの時思いっきり抱きしめておけばよかった....。

そう、いつか母を抱きしめたいとずっと思っています。日本人は親子でそういう表現をしないことが時々とてももどかしく感じます。
実家から帰る時に見送る母を見ながらいつもギュッと抱きしめたいなって思うけど、なかなかできない。
このごろ少しずつ色々なことが分からなくなってきている母。
たまにお互いニクタラシイナと思うことはあってもこの世でたった一人の存在。
ギュッと抱きしめたい.....。私が貴女の娘であることがわからなくなる前に。
いつかが永遠のいつかにならないうちに.......。

甘えん坊の猫ちゃんたちを抱きしめてみようか...。
バタバタバタ。バタバタバタ。夜の大運動会中の猫たちはそれどころではないらしい....。
「こらっ!そこ乗っちゃだめでしょう!!もお~」彼女たちは大きくなったら、無邪気にみんなで楽しく遊んだことを懐かしく思い出したりするのだろうか? 
そうであってほしい❤❤❤


2019.1.31

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