2018早夏カマルグ編その1:私も...の一部!
今年の早めの夏休みが終わってもうすぐ2週間になります。久しぶりに南フランスへ。今まで行った場所で特に好きな場所と初めての場所の組み合わせのプランでした。
初めての場所の一つがカマルグでした。大好きなプロヴァンスの西にあります。日本語というと「沼」にフラミンゴがいたり白馬がいたり、大きな塩田があったり...フランスでも珍しい自然のある所として有名な場所...ですが、実はあまり凄ーく行きたいと思ったことはなく、フラミンゴね~、別にフランスで見なくてもね~。白馬、ふ~ん。
沼!湿っぽくて蚊がたくさんいそう~。塩田?見たことあるもん。とほとんどテンションが上がらない状態でカマルグ入り。辺りの景色は確かに今まで見た南フランスの風景とは違い、四方に山はなく海から続いている沼?と平野が広がっています。写真は宿泊したホテルの部屋の前の景色です。沼には優雅に白鳥が...、少し向こうには馬が半身浴、正確には5分の1身浴ぐらい?そしてもっと向こうにはフラミンゴの群れが....。(スマホの方は良かったら拡大してご覧ください。)
広々とした空を飛んでいく鳥たち。この何でもないような自然の風景にこれほどまでに癒されるとは、誰が想像したでしょう。動物たちがのんびりと気持ちよさそうに思い思い佇んでいる。そこにいる自分の心と身体が内側からほぐれていく感触を本当に久しぶりに、もしかしたら初めて味わいました。そう私も自然の一部なのだと。そんな風に初めて思いました。
大都会で自然と切り離されて生活しているとそういうことを全然忘れています。そもそも人間も元を正せば動物だったわけで、自然の中で暮らしていたわけです。自然の中での生活はもちろん不便な事だらけでしょう。
でも木々や草の、土のかおり、美味しい空気、こぼれそうな星空。気持ちのいいこともたくさあるでしょう。自然に帰ろうかな~。もっとワイルドに生きようかな~。カマルグの次はアフリカの大地かしら?いやいやそんなに自然は甘くないはず。
何はともあれ、カマルグは是非また訪れたい場所の一つです。町にはシーフードが美味しいレストランも結構あります。でも夏は避けた方がいいようです。フランス在住の友人の話では車を降りたとたん、蚊に襲われるそうです。蚊はいやいや。そんなことでは自然に帰れるわけないですね。
カマルグでの体験は色々あって書き切れないので”早すぎた”夏休みの思い出に浸りつつ続編を書こうと思っています。
2018.6.28